日本の公営競技レース場で最大規模を誇り、首都東京にある東京競馬場。設備は充実しており、競馬以外の楽しみも満載のスポットだ。

都内からのアクセス

2駅から専用歩道で直結

最寄駅は京王線の「府中競馬正門前駅」とJR武蔵野線や南武線の「府中本町駅」。どちらの駅からも専用歩道があるため、迷うことはない。西武線の「是政駅」からも徒歩10分ほどで到着する。「新宿駅」からは京王線に乗り「東府中駅」で京王競馬場線に乗り換えて1駅。所要時間は40~50分ほど。



チェックしたい注目のスポット

フジビュースタンドから見るパドック

東京競馬所のフジビュースタンドは6階建て。表側は直線コースやゴールを一望でき、裏側はパドックに面している。次のレースに出走する馬たちがパドックに現れるのを、かなり高いところからでもチェックできる。

かなり横長なマルチ画面ターフビジョン

直線コースのゴール板近くには高さ11m、幅66mの世界最大級の映像スクリーンがある。そのサイズは2651型(!)。状況に応じて、2分割や3分割されて、様々な情報をおくる。東京競馬場は直線が長いため、直線の入り口付近の様子は肉眼で確認するのが難しいため、そういう時に重宝する。

名馬トキノミノルがお出迎え

府中競馬正門前駅から正門を通ると、右手にパドックが見える。競馬場に着いたら、その近くの日本庭園にあるトキノミノル像に挨拶をしよう。トキノミノルは1951年に無敗で日本ダービーを制して、その栄光のレースからわずか17日後にこの世を去り、「幻の馬」と言われている。日本競馬の行く末を思い、コース近くのこの場所で凛々しく佇んでいる。

名牝ウオッカの像もある

正門を通って左側のローズガーデンに、ウオッカ像がある。同馬は牝馬として64年ぶりに東京優駿(日本ダービー)を制したほか、ジャパンカップ、天皇賞(秋)、安田記念2回、ヴィクトリアマイル、阪神ジュベナイルフィリーズを勝利した。獲得したG1は7レース。そのうち6つが東京競馬場で行われたものだった。

日本競馬の父が見守る

パドックの北側、トキノミノル像の近くには「日本競馬の父」と言われる安田伊左衛門の像がある。彼は日本中央競馬会の設立と発展に大きく寄与し、初代日本中央競馬会の理事長も務めた。春のマイラーのトップホースを決める「安田記念」もその功績を称えたものだ。

押さえておきたい場内グルメ

寒い日は「馬そば深大寺」で蕎麦

東京競馬場には膨大な数のレストランやファストフード店がある。競争が激しいためか、どのお店も良心的な値段で料理が提供されている。中でも注目は、立ち食いソバ屋の「馬そば深大寺」だ。フジビュースタンド4階と馬場内広場の2店舗を展開しており、独特の濃いつゆは、なかなかのもの。「イカ下足天そば」(500円)や「とりそば」(470円)がオススメだ。

「鳥千」のマヨネーズ風味チキボール

「鳥千」は中山競馬場にもあり、どちらの店舗も行列ができるほどの人気店。東京競馬場のお店は、フジビュースタンド2Fにある。定番の「フライドチキン」(320円)はシンプルな味付けでおいしい。「マヨネーズ風味チキボール」(300円)もオススメだ。4つのつくねのようなもので構成されており、酒のつまみにピッタリだ。

「KASUYA」の牛すじかすうどん

大阪の南河内地方の郷土料理「油かす」を使ったKASUYAは、関西で人気のチェーン店。関東圏の人はぜひ行ってみよう。フジビュースタンド2階の33番柱付近にある。油かすに牛すじがトッピングされた「牛すじかすうどん」は独特の風味があり、一度食べればやみつきになること間違いなし。「かすうどん」、「肉盛りかすそば」もオススメ。

ドマーニの本日のパスタ

東京競馬場に出店しているお店は作り置きの料理が多いが、これは仕方ないところ。そんな中、「パスタ デ ドマーニ」は注文を受けてからパスタを茹でて提供している。「昔ながらのミートソース」や「豚ひき肉のピリ辛アラビアータ トマトソース」など本日のパスタが4種類あり、値段はリーズナブル。味も本格的なので、ぜひ試してみてほしい。場所はフジビュースタンド1階のファーストフードプラザ、31番柱付近。

ケンタッキーの「ケンタ丼」

メモリアルスタンド4階には、ケンタッキー・フライド・チキンが出店している。全国でもごく一部の店舗でしか扱っていない「ケンタ丼」というレアメニューがおすすめだ。カーネルクリスピーが2つに、ししとう、しいたけ、さつま芋の天ぷらがご飯の上に乗っている、いわゆる鶏天丼だ。限定メニューのため、正午ごろには売り切れてしまう。早起きして指定席を確保する前に、ケンタ丼も入手しよう。
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待たずに提供されるピザ

フジビュースタンドの3階にあるピザーラエクスプレスは、使い勝手が良い。ピザをLサイズの1/8に切ったサイズで提供されているため、1人客でも気軽に頼むことが可能だ。ピザにポテトや生ビールなどの飲み物を組み合わせたセットメニューは手ごろな値段なのでオススメ。
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ワンコイン日本酒

メモリアルスタンドの4コーナー側にある「戸松」の「から揚げ」と「鳥もも」は、わりと有名な東京競馬場の名物だ。しかし、それだけではない。なんとこの店は日本酒を100円で呑むことができるのだ。しかも紙コップで自分で注ぐ方式。ぜひお試しあれ。ちなみにメモリアルスタンドから4コーナーに向かうと、勝負とは全くかけ離れた、のどかな光景が現れる。東京競馬場の懐の深さを知ることになる。

このレースは必見

東京優駿、それは日本ダービー

東京競馬場で行われるビッグレースといえば「競馬の祭典」東京優駿(日本ダービー)が有名だ。馬主、生産者、調教師、騎手など、すべてのホースマンが一度は勝ちたいと願っており、日本競馬界の象徴であり最大級の目標であるレースだ。ちなみにイタリア語ではDERBYと書いてデルビーと読むらしい。

必ず行きたい周辺スポット

「ラウンドワン」でもう一勝負

競馬が終わってまだ遊び足りないという人は「ラウンドワン」の府中本町駅前店に直行しよう。ボウリング、カラオケ、ビリヤード、ダーツ、卓球などを楽しもう。
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大国魂神社で的中祈願

武蔵国の守り神としてお祀りした「大国魂神社」は、東京競馬場、府中本町駅、府中駅のちょうど中間にある。第12代景行天皇41年(西暦111年)に造られたとされる由緒正しき神社だ。レース前に勝利を祈願するのもよし、レース後に感謝を示すのも悪くない。
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馬場大門のケヤキ並木

大国魂神社から北に向かう道路は馬場大門と呼ばれ、江戸初期のものを含め、ケヤキやかえでなど200本を越える木が植えられている。歴史を紐解くと、源頼義、義家父子が、前九年役の戦勝祈願御礼としてケヤキの苗を寄進したのが始まりといわれている。とくに圧巻なのは、府中駅を出てすぐのところにある老樹。一見の価値はある。

「府中 川崎屋」で反省会

競馬が終わったら立ち寄りたいのは「府中 川崎屋」。京王線の府中競馬正門前駅を出て右手すぐのところにある。中央競馬開催日のみの営業という変わり種で、お客のほとんどが競馬ファン。セルフサービスなので、好きなものを選んでレジに持っていこう。競馬場に行く前に立ち寄って、腹ごしらえをするのもよい。なかなか独特の雰囲気なので、ぜひ一度訪れてほしい。

食べログ

オケラ街道の居酒屋群

府中本町駅から競馬場へ行くには、臨時改札口から専用歩道橋を歩く。その歩道橋の下には、昭和レトロ感が満載の飲み屋が軒を連ね、競馬帰りの客が一杯やっている。いつかなくなってしまいそうな雰囲気があるので、なるべく早めに訪れよう。

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